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民医連新聞

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持続可能なヘルスケアシステムの構築を 第31回国際HPHカンファレンスinスウェーデン

 5月21~22日、スウェーデンで、第31回国際HPHカンファレンスが開催されました。開催地となったマルメ市は健康都市として知られ、健康の社会的決定要因(SDH)の視点で健康格差をなくしていくとりくみをすすめています。当日の様子を、全日本民医連事務局次長の内田寛さんが報告します(写真:廣田憲威さん)。

 今回の国際HPHカンファレンスには、36カ国、約500人が参加しました。日本HPHネットワーク(以下、J―HPHネットワーク)からは、コーディネーターをはじめ12人、民医連からは7事業所から8人が参加しました。
 今回のテーマは「持続可能なヘルスケアシステムの構築:グローバルな危機の時代における健康と公正性とレジリエンスの推進のために」。グローバル危機、気候変動、紛争、パンデミックなどに直面する現在に3つの要素(健康増進、健康の公平性、強靭性と持続可能性)を結合した「持続可能なヘルスケアシステム」の構築をめざすことです。

 1日目(5月20日)は、HPH国際カンファレンスに先立ちGNTH(グローバルたばこフリー医療サービスネットワーク会議)が開催。現地では、大阪・淀川勤労者厚生協会の大西暁子さん、オンラインでは、GNTH加盟の西淀病院の野口愛さんが参加しました。
 午後は国際HPHネットワーク理事会、開会式をへて、プレナリー1「強靭で持続可能な医療システムの推進:オタワ憲章から40年のヘルスプロモーション」が開催。HPH運動の産みの親と言われるイローナ・キックブッシュ教授がビデオレターで講演しました。

 2日目(5月21日)は、プレナリー2「ライフコース全体における健康の公平性の促進」が開催され、SDHの研究をすすめるサー・マイケル・マーモット教授(ロンドン大学)がビデオレターで講演しました。続いて「未来への不安、メンタルヘルスとストレス関連障害:関心から行動へ」をテーマに、プレナリー3を開催。口頭発表やワークショップ、ポスター発表も行なわれ、活発な議論が交わされました。

 3日目(5月22日)は、プレナリー4「デジタルイノベーション、技術の倫理的利用とヘルスプロモーションにおけるその意義」、プレナリー5「持続可能で公平かつ強靭な医療システムにおけるパートナーシップの重要性:課題と機会」のほか、ワークショップ、口頭発表、ポスター発表が行われました。
 閉会式では、ポスター発表の優秀賞を発表。1位は国際HPHカンファレンスに初参加したプエルトリコ、2位はイタリア、3位は台湾の発表でした。今回は健康格差、高齢化、メンタルヘルス、環境汚染、気候変動など多岐にわたる論議がされました。誰もが健康に生きられる社会、地域まるごと健康づくりのとりくみを学ぶ貴重な機会となりました。
 次回第32回国際HPHカンファレンスは、2027年5月にインドネシアのバリ島で開催されます。

(民医連新聞 第1855号 2026年7月6日号)

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