きらり看護 民医連 『あすをつむぐ看護〜民医連のめざす看護とその基本となるもの』改訂版発行 民医連看護の原点を学び、未来へ
今年5月、全日本民医連は『あすをつむぐ看護』を発行しました。主な内容を紹介します。
■約10年ぶりの改訂
2016年に発行した『民医連のめざす看護とその基本となるもの』は、民医連の看護の理念と実践を学ぶ大切な教材として、歴史理解・事例検討・卒後教育など多くの場面で活用されてきました。しかし、社会情勢の変化やコロナ禍の影響、看護現場の課題の深刻化により、内容の補強と活用方法の見直しが必要に。全国調査では、教材としてのひろがりとともに、評価・検討シートの使いづらさや研修の困難さなどの課題も明らかになりました。こうした声を受け、改訂版では、各地の実践を反映し、より柔軟に使える教材として再構築しています。
『あすをつむぐ看護』では、民医連のめざす看護とその基本となるものの改訂を含め、『新卒看護師受け入れ活動の基本となるもの』や、民医連の看護関連公式サイトの情報なども掲載しており、これまで別々に掲載されていた内容を一冊に集約したことで、より見やすく、活用しやすくなりました。
■改訂のポイント
『民医連のめざす看護の基本となるもの』第1章では、2016年以降の情勢の変化や、民医連の看護の奮闘の歴史をわかりやすく追記しています。
第2章では、民医連の看護とその基本となるものの評価・検討シートについて、活用方法や他法人でのとりくみを知りたいとの声を反映し、改訂版では各地の活用実践を紹介。山形民医連の法人看護部研修・カンファレンスでの活用の実践、青森民医連の中堅看護師研修での活用、山梨民医連のラダーに位置づけた研修・事例分析のとりくみ、熊本民医連での評価・検討シートを活用し、研修生とともに水俣病から基本的人権について学んだとりくみの4つの実践を掲載しています。各地の実践については、「きらり看護公式サイト」上に、今後も追加予定です。
第3章では、地域包括ケアの現状と課題をふまえ、民医連がめざす「無差別・平等の地域包括ケア」を実現するために、第46期看護委員会がまとめた、看護の専門性と視点を中心にすえた提言書も掲載しています。
■みんなで危機に立ちむかう
看護師の確保・定着は喫緊の課題であり、養成から定着にいたる総合的なとりくみをすすめていく必要があります。
困難な今だからこそ、『あすをつむぐ看護』を活用し、民医連の看護の歴史を紐解き、綱領や理念に込められた看護の価値と実践を力に、一丸となってこの危機に立ちむかっていきましょう。

(民医連新聞 第1857号 2026年8月3日号)
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