いつでも元気

2018年6月29日

昔ばなし苦労話自慢話 
「団地で紙芝居」

回想のヒント

 高齢化が深刻な都会の団地。
 かつては子どもがたくさんいて、紙芝居もやって来た。
 おじさんの前に集まった子どもたちは何をしているのかな?

江東区の辰巳団地(1973年、東京都提供)

江東区の辰巳団地(1973年、東京都提供)

名所・旧跡・温泉・饅頭

 初対面の人と会話を弾ませるには、まず、お相手のふる里自慢をたっぷり伺いましょう。地元の名所や温泉など何でも構いません。最初に褒めるポイントはコレ。ふる里はいくら褒めても褒めすぎることはありません。
 「あまり自慢することはないなぁ」と言う人もいるかもしれません。ありきたりでいいのです。どこにでもある祭りや神社などをきっかけに、「そういえば」と会話が始まればしめたもの。
 優秀なインタビュアーは、あらかじめ取材相手の出身地を勉強し、ツボを押さえた質問をします。「私もその温泉に行ったことがあります。いい湯ですよね~。確かおいしい饅頭も売っていました」。こんなやり取りで相手の心をわしづかみにします。
 会話の切り札をまとめて“名所・旧跡・温泉・饅頭”と名付けてみました。皆さんも、何かの折に使ってみてください。
 ただし、悪用はしないでくださいよ。詐欺師、ペテン師があなたに近づく時に用いる常套手段でもあります。


鈴木正典
島根・出雲市民病院麻酔科医。1947年、福井県生まれ。鳥取大学医学部卒。著書に『認知症予防のための回想法』(日本看護協会出版会)、『想い出かたり』(かもがわ出版)など

いつでも元気 2018.7 No.321

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